死霊匣【ホラー映画】
ピエロのビックリ箱に封印されし悪魔が人々を喰らう!
作品解説・あらすじ
2019年公開の、イギリスのホラー映画です。
古いビックリ箱に潜むピエロの姿をした悪魔が殺戮の限りを尽くす!
といった内容です。
まず冒頭、金属探知機でお宝探しが趣味のノーマンは、謎の大きな箱を発見します。
蓋を開けたら、不気味なピエロの人形が飛び出す仕掛けのようです。
妻のベルは、その箱に魅入られてしまった感じです。
しかしある時、この箱から何かが出てきて、妻を爪で引き裂き殺害!
そして、箱の中に引きずり込んでしまいました。
それから12年後の現在。
舞台は移り、イギリスのある歴史博物館。
歴史や骨董品に興味津津の青年ケイシーは、この博物館を訪れ、働き始める事になります。
そこで、従業員のリサに仕事についてのお話を聞いたりして、仲良くなります。
2人で雑談をしながら、博物館保管部屋の骨董品を整理している時、12年前に女性を食べた例のビックリ箱を発見します。
前の持ち主だったノーマンの名前や住所が書いてある札が貼ってありますが、このケイシー、全く気にせず剥がし、箱に興味津々です。
そして、また、よせばいいのに、箱を開けようとします。
何か、ローマ字の4つのボタンを押したら、4つの文字列ボタンが、ひとりでに”JACK”に変化!
そしてなんと、気味が悪いことに、箱から、回すための取っ手が生えてきました!
こんな不気味な箱を、また、よせばいいのに、ケイシー、嬉々としてこの取っ手を回し始めます。
(もはや、ケイシーの好奇心は誰にも止められない状態!)
すると、オルゴールのように曲が流れはじめます。
十数回ほど回すと、箱の蓋が開き、ピエロ人形が飛び出しました。
驚くケイシーとリサですが、笑っています。
しかし、このケイシー、箱に潜む悪魔を解放してしまったのです!
これから、日に日に、博物館内の関係者が襲われはじめます。
凶悪な、ピエロの姿をした悪魔に!
ケイシーは、ノーマンや悪魔研究家などから話を聞き、解決策を探ります。
でないと、このままでは、リサの命も危ないのでは!?
悪魔ジャッケステマラ(ジャック)と戦う決意をするケイシー。
さあ、この邪悪な殺人悪魔を止める事はできるのか!?
といった展開となります。
感想
霊的な悪魔というより、完全に実体化して、物理的に人を殺すので、『13日の金曜日』のジェイソンや、『エルム街の悪夢』のフレディのような、殺人鬼っぽい悪魔という印象です。
そして、ほとんどが歴史博物館内のシーンですので、分かりやすく閉鎖的な面白さも感じました。
箱の悪魔の素性など、しっかりとした説明のあるシーンもあり、分かりやすくてよかったです。
それとこの映画、意外とゴア描写はないので、グロい残酷なシーンが苦手な方でも楽しめます。
(個人的にはゴア描写はビシバシ入れてもらってかまわないのですが)
そして、衝撃のラストが待っています。
主な登場人物/キャスト
- ケイシー
歴史・骨董品好きの青年。歴史博物館で働き始める / イーサン・テイラー
- リサ
歴史博物館の従業員。仕事は好きではない / ルーシー=ジェーン・クインラン
- マンディ
歴史博物館の清掃員。ジャックに襲われる / キャスリーン・レイ
- ノーマン
12年前、ピエロのビックリ箱を掘り起こしてしまった男性。結果、ジャックに妻を殺された / フィリップ・リダウト
- ベル
ノーマンの妻。12年前、ジャックに殺害され、箱の中に引きずり込まれた / ペネロープ・ワイルドグース
- モーリス
悪魔研究科。ピエロの箱の秘密の鍵を握る人物 / トム・カーター
- レイチェル
歴史博物館の館長。ややそっけない感じの女性 / ダリー・ガードナー
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