ラ・ヨローナ 〜泣く女〜【ホラー映画】
女の悪霊が子供たちを水底に引きずり込む!
作品解説とあらすじ
2019年公開の米ホラー映画です。
この作品は、『死霊館』シリーズに属していて、世界観も同じです。
冒頭は、1673年のメキシコから始まります。
(このシーンでは、悪霊ラ・ヨローナ誕生のいきさつが語られています)
仲睦まじい夫婦と2人の子供達。
しかし、夫に浮気された妻・ヨローナは、夫に復讐するため、彼の最も大事なもの・子供達を川で溺死させてしまいます。
さらに、自身も川に身を投げることに....。
ヨローナは、悪霊ラ・ヨローナとなり、自分の声を聞いた子を奪うようになります...。
時は移り、1973年のアメリカ。
2児の母親・アンナはソーシャルワーカー(=生活に問題がある人の支援をする仕事)です。
ある母親(パトリシア)が息子2人を危険にさらしている疑いがあり、アンナは警官一人とパトリシアの家に訪れます。
パトリシアと会ったアンナ...。
しかし、パトリシアは、アンナの助言を受け入れようとはしません。
それに、尋常じゃなく怯えています。
子供達にも会わせようとはしません。
しかしアンナは、部屋を捜索、怪しげなドアを発見します。
何やら、目玉模様みたいなのがたくさん描かれています。
その時、パトリシアは、ドアを開けさせまいと、アンナに襲いかかります!
しかし、警官に静止され連行!
アンナは、パトリシアから奪った鍵でドアを開けます。
そして、子供達を発見!
しかし、この2人の子供達もひどく怯えている様子...。
この後、この子供達は施設に保護されます。
そして、このパトリシアの子供達に守ると約束するアンナ。
しかしその後、悲劇が起こります。
なんと、パトリシアの2人の子供達は、川で溺死体となって発見されます!
アンナはその連絡を受け、悲観にくれながら、自分の2人の子供達(サマンサ&クリス)を連れて車で現場に急行します。
現場には、パトリシアもいます。
彼女はアンナに、「あんたのせいよ!!」と大激怒します。
しかし、2人の子供殺人容疑で再び警官に連行されてしまいます。
アンナが警官たちに事情を聞いている間、サマンサとクリスは車の中で待つことに...。
少し車外に出てみるクリス。
その時、クリスは近くで女性の鳴き声を聞きます。
なんと、白いドレスを着た女性が草むらの影でうずくまって泣いています。
クリスに気付いた女性。
しかし、なんか不気味....様子が変!
まるで人ではないような...!?
怯えて車に逃げ込むクリス!
しかし、勝手にドアが開いたりの怪現象が!
さらに、手を掴まれて、火傷のような傷を負わされたクリス!
しかし、車にアンナが戻ってくると同時に、その女は消え去りました。
2人は明らかに怯えているのに、アンナはあまり気にすることなく帰宅します。
それからというもの、アンナの家では、子供達も巻き込む怪奇現象が起こり始めます。
そして、どこからともなく、あの白いドレスの鬼女がちょくちょく姿を現すようになります!
サマンサも手に傷を負わされたり、風呂で溺死されかかったり、もう、これは、この家とどまる事はできません!
たまらず、3人は家から飛び出します!
そしてアンナは、ベレス神父にこの一連の出来事を打ち明け、元神父の呪術医・ラファエルの事を教えてもらいます。
そして、ラファエルに助けを求めます。
しかし、ラファエルに告げられます。
「どこへ逃げても同じだ!」
さあ、アンナとクリス、サマンサの3人は、悪霊ラ・ヨローナの魔の手から逃れることはできるのか!?
といった展開となります。
感想
結構序盤からラ・ヨローナは出てくるのですが、どこから出てくるか分からないのでビビります...(鏡に写ったりとか;)
(顔も非常に恐ろしいし...;)
また、主人公:アンナが序盤、なんか高飛車で愚鈍な所はちょっと気になりましたが、中盤以降はがんばります。
それと、残酷な描写はほとんどありません。
とにかく、このラ・ヨローナ、大変怖がらせてくれます。
この映画を鑑賞した私の幾人かの知り合いも、”怖くて叫んだ!”という人もおりました。
ホラー好きな方には、大変おすすめできる作品です。
(逆に、ホラーが苦手な方にはおすすめできません)
主な登場人物/キャスト
- アンナ
2人の子を持つシングルマザーで、ソーシャルワーカー / リンダ・カーベリーニ
- クリス
アンナの息子 / ローマン・クリストウ
- サマンサ
アンナの娘 / リン・キンチェン
- ラファエル
信仰を捨てた元神父の呪術医 / レイモンド・クルス
- パトリシア
2人の息子を亡くした女性 / パトリシア・ヴェラスケス
- ベレス神父
ラ・ヨローナについてアンナに助言する / トニー・アメンドーラ
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