Dr.パルナサスの鏡【ファンタジー映画】
マジックショーを営みながら旅をする、鏡の中に入った人の欲求を満たせる能力を持つ賢者が、娘を巡り悪魔と駆け引き!
そして謎の男も乱入!
結末やいかに?!
作品解説・あらすじ
2009年制作のイギリス/カナダ合作のファンタジー映画です。
ヒース・レジャー主演ですが、撮影期間中、彼が急逝してしまったため、ストーリーが一部変更され、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人の俳優が代役を努めた、ヒース・レジャーの遺作となった映画です。
マジックショーを営みながら旅をする、鏡の中に入った人の欲求を満たせる能力を持つ賢者が、娘を巡り悪魔とかけひきをするお話です。
まず冒頭、賢者・Dr.パルナサスとその娘バレンティナ、若き団員アントン、そして下僕のパーシーの4人は、馬車小屋の不思議な鏡の中に客を招き入れ、その人の欲求を満たす旅をしながら生計を立てています。
そんなある日、橋の下に吊るされた男を発見します。
首吊されているのになんと、一命を取り留めました。
その謎の男トニーは、記憶がありません。
しかし、ショーの手伝いをするようになり、パルナサス博士の娘バレンティナも惹かれてゆきます。
しかし一方で、パルナサス博士は、かつて鏡の中に客を呼び込み、客がその中でどのような選択をするか、悪魔と賭けをしていたのです。
その賭けで、不死の命を手に入れたパルナサス博士でしたが、代償として娘バレンティナが16歳になったら悪魔に引き渡さなくてはなりませんでした。
またその一方で、謎の記憶喪失男トニー、何やら物騒な男たちに追われているようです。
彼もまた、鏡の中に逃げ込み、ややこしい事に!
しかし、そんな事をしている内に、刻々とバレンティナを悪魔に引き渡さなければならない時が目前に迫っています。
さあ、一体、トニーは何者で何をやらかし、何が目的なのか?!
そして、バレンティナの運命は?!
といった展開となってまいります。
感想
ヒース演じるトニーの役を、鏡の中では姿が変わるという設定の元で3人の代役(いずれも人気名優!)達が演じる訳ですが、同じキャラの4名の俳優による競演、それぞれ個性的かつ魅力的で楽しかったです。
個人的には、ジョニー・デップが大変魅力的でした。
また、鏡の中の世界のVFXによる再現も見所の一つですね!
主な登場人物/キャスト
- Dr.パルナサス
1000年生きたとされる賢者。 不思議な鏡の中に人を招き入れ、その人の欲求を満たす能力を持っている / クリストファー・プラマー
- トニー
橋に吊るされていた謎の記憶喪失の男。 パルナサス博士と共に旅をする事になる / ヒース・レジャー
- バレンティナ
16歳の誕生日に、悪魔に引き渡されてしまう運命にあるパルナサス博士の娘。 父親らと共に旅をしている / リリー・コール
- アントン
パルナサス博士のマジックショー旅団の若き団員。 バレンティナに気がある様子 / アンドリュー・ガーフィールド
- パーシー
パルナサス博士に長年仕える小人。 博士には厳しい事も言う / ヴァーン・J・トロイヤー
- 鏡の中のトニー1
鏡の中でセレブなマダムをエスコートした / ジョニー・デップ
- 鏡の中のトニー2
鏡の中で悪漢達に追われた / ジュード・ロウ
- 鏡の中のトニー3
鏡の中で財界人らしき人々やバレンティナを巻き込んで騒動を起こしていた / コリン・ファレル
- ニック
パルナサス博士と賭けをした悪魔。 鏡の中だろうが現実だろうがどこにでも現れる / トム・ウェイツ
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