マミーVSフランケンシュタイン【ホラー映画】
3000年の眠りから目覚めたミイラ男が人造人間フランケンと激突!
作品解説
2017年公開の米ホラー映画です。
監督は、ダミアン・レオーネ(『テリファー』など)です。
ストーリーは、まず最初、人体学者ヴィクターが、長髪の初老の男カーターから、何か怪しげな物を買い取っている所から始まります。
このヴィクター、大学で講師もしています。
かたや、同大学に、ある物が持ち込まれます。
それは、エジプトより発見された、ミイラです。
しかしこのミイラ、劇中でもしっかりとした説明がありますが、大変な”訳ありミイラ”のようです。
何でも、何か悪さをしでかして、呪術により、魂を体の中に永久に封印されてしまったというのです!
死んでも”眠らせない”罰だというのです!
ここで察しがつくでしょう。
そう、ミイラの中に魂が封印されているということは、”ここにいる!”
動く可能性大!ということになります。
この”訳ありミイラ”を、この大学の考古学の権威・ウォルトン教授と、美しき考古学者・ナイラらが調べる事になっている訳です。
そんな中、大学内でヴィクターがナイラに声をかけます。
出会いを喜び合う2人。
どうもお互い好意をもっている感じです。
まあ、友人以上恋人未満の関係といった所でしょうか。
ナイラは、ヴィクターに、あのミイラを見せます。
関心し、驚くヴィクター。
その夜、ナイラとヴィクターは食事をし、ヴィクターは、人の死の克服についての持論をナイラに語ります。
そして2人は夜を共に過ごします。
次の日、ウォルトン教授、あのミイラを調べてる際、胸部にある何かを剥がして、煙のような物が噴出!
なんと、ミイラは蘇り、ウォルトン教授はどういう訳か、ミイラ(名はウセルカラー)の傀儡に成り下がる始末!!
ウォルトン教授は、ある女子大生を都合のいい作り話をエサに、ミイラの所まで誘い出します。
そしてなんと、この女子大生を殺害!
ミイラに血を与えてしまいます。
かたや、ヴィクターは自宅で怪しげな研究に没頭しています。
そこで、カーターが”人の脳”を持ってきます。
もはや、ヴィクターが何をやっているかは明白です。
人間の死体のパーツを使って何かを作っているのです。
しかし、カーター、ヴィクターを脅してゆすります。
ここで、ヴィクターとの人脳売買交渉決裂!
争いになり、ヴィクターはカーターを殺害してしまいます。
しかし、もみ合いの際にカーターが持ってきた人の脳を落として潰してしまいました。
途方にくれるヴィクター...。
しかし、ここで悪知恵が働きます。
なんと、カーターの脳を使うということ!
さっそく、カーターの脳を取り出し、製作中の人型に接合するヴィクター。
すべての作業が終わり、人型に高圧電流を流します。
もはや、何をしているか、明白も明白!
この男、人造人間を作って、それを動かそうとしているのです!
さあ、この人造人間は動いて、何をしでかすのか!?
その製作者たるヴィクターはどうなるのか!?
かたや、あの邪悪なミイラ男と、その傀儡に成り下がったウォルトン教授らは何をしでかすのか!?
そして、この邪悪な両計画に巻き込まれてしまった不運な考古学美女・ナイラの運命は!?
といった展開となります。
感想
ミイラ男とフランケンと言えば、アンデッドの類でも近い感じで仲が良いのかと思いきや、作品タイトルからも分かる通り、これ〜〜っぽっちの友好関係もありません。
お互い顔合わせりゃあただの獲物!ただの敵!といった所です。
観る前はあまり期待できませんでしたが、なかなか楽しめた作品でした。
グロ描写もちょこちょこあります。
(多くはないですよ)
そして、個人的に印象に残ったのは、ヒロイン・ナイラの不運ぶりです。
ヴィクター側のフランケン騒動に巻き込まれてひどい目にあい、ウォルトン側のミイラ男騒動にも巻き込まれてひどい目にあい、踏んだり蹴ったりです。
彼女、はっきり言って、な〜〜んにも、一切、これ〜〜っぽっちも悪い事してないんですよ!?
そう、この作品は、不運な美女ナイラの物語でもあると思いました。
そして最後にもう一つ、ちょっとしたオチがあります。
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