ドクター・スリープ

 

 

 

 

 

作品解説・あらすじ

 

２０１９年公開の米ホラー映画です。

 

スティーヴン・キング原作/スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』の４０年後を描く続編で、前作で狂気に走った作家志望の男ジャックの息子ダニーが主人公の物語です。

 

 

 

 

まず冒頭、前作の忌まわしい出来事の後、父ジャックを失い、母ウェンディと２人で暮らし始めるダニーのシーンから始まります。

 

”死”を予知したり、霊が見えたりする霊能力（シャイニング）を持つダニーは、その能力と向き合い生きてゆかねばなりません。

 

それ故か、大人になっても、アルコール依存症になるなど、すさんだ生活をしてしまっています。

 

 

 

 

 

しかし、彼は一人、新しい町にたどり着き、ビリーという親切な友人に出会い、数年に渡り新しい人生を模索し更生してまいります。

 

そして、自身の能力”シャイニング”を駆使して、死期の迫った患者をいさめる仕事もこなすようになった事から、”ドクター・スリープ”と呼ばれるようにもなります。

 

このまま、ダニーは平穏で素晴らしい人生を送れる事ができるのかと思いきや、そうは問屋が下ろしませんでした！

 

 

 

 

同じ能力”シャイニング”を持つ少女から、テレパシーを受けるようになります。

 

その少女アブラは、ジャックを上回る能力を持っているようです。
幽体離脱、千里眼、同じような能力を持つ者とのテレパシーコンタクトなど...。
それはそれは凄いものです。

 

 

 

 

 

 

この少女アブラとのコンタクトによって、ダニーは恐ろしい事実を知ります。

 

なんと、霊能力を持つ者の生気を吸い取る事で生き続ける人でない恐ろしい存在がいる事を！
（恐らくヴァンパイアの一種）

 

彼らの首領も、霊能力を使い、”シャイニング”を持つ者を探して食料とするか、仲間にしているようです。

 

いずれ、ダニーやアブラも狙われるという事です！

 

 

 

 

 

身の危険が迫っているダニーとアブラ...！
さあ、２人はこの危機を乗り切る事はできるのか？！

 

といった展開となってまいります。

 

 

 

感想

 

 

シャイニングの続編ですが、前作の出来事との関連性はあまり強くないように感じました。

 

 

 

 

言うなれば、ダニー達が霊能力”シャイニング”を駆使して、霊能力者の生気を吸い取って生きる邪悪な集団に立ち向かう”霊能力戦争”といった印象でした。

 

ですが、全く関連がないという訳ではなく、前作のオーバールックホテルも登場し、おもしろかったです。

 

また、その”邪悪な集団”（正式には何という種族か分からない、恐らくヴァンパイアの一族）の首領ローズ・ザ・ハット（演：レベッカ・ファーガソン）は、とても美しくキュートで、邪悪な存在には見えず、逆に戦いで傷ついたりしているのを見て気の毒になってしまう始末でした...。

 

ホラー映画として、個人的には大変楽しめましたが、この映画を観るにあたり、前作『シャイニング』も観ておいた方が楽しめるとも思いました！

 

 

 

主な登場人物/キャスト

 

• ダニー

  霊能力”シャイニング”を持つ主人公で、アルコール依存症。　狂気に走りこの世を去った父ジャックもアルコール依存症だった　/　ユアン・マクレガー

• ビリー

  ダニーに、住む部屋や社会復帰支援団体/仕事を紹介してくれた親切な人物。　ダニーの良き友人となる　/　クリフ・カーティス

• アブラ

  ダニーを上回るシャイニングを持つ少女　/　カイリー・カラン

• ローズ・ザ・ハット

  邪悪な集団の首領で、霊能力も持つ麗しき魔物　/　レベッカ・ファーガソン

• ハロラン

  前作『シャイニング』でジャックに殺された、シャイニングを持つ男性。　故人だが、シャイニングを駆使して霊体として出現し、ダニーと会話できる。　ダニーの良き指南役　/　カール・ランブリー

 

 

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