ザ・ボート【シチュエーションホラー映画】
小舟で海へ漁に出た男が、霧の中で遭遇した謎の無人船内で不可解な恐怖に見舞われる!
男は無事に帰還できるのか?!
作品解説・あらすじ
2018年公開のイギリス/マルタ合作のシチュエーションスリラー映画です。
小さなボートで海へ漁に出た男が、濃い霧の中で発見した無人の船内に取り残され、不可解な恐怖に見舞われるお話です。
主人公を演じたジョー・アゾパルディの父親のウィンストン・アゾパルディが監督を努めています。
そして脚本は息子のジョーが担当しています。
(監督/脚本は親子共同なんでしょうね)
まず冒頭。
村の船着き場から、一人の男が小さなボートで海へ漁に出かけます。
そのままゆっくり海へ出ます。
(それまで他の登場人物もいなければ、セリフもなし。余計なシーンもまるでありません...。)
海へ出て程なくして、濃い霧が立ち込め始めます。
なんだか、異常に濃い霧です!
周りがほとんど見えません。
その時、ボートが何かにぶつかりました!
船です。
それほど大きい船ではありません。
男が声を掛けても誰も出てきません、無反応!
無人船なのでしょうか...。
男はボートを船に繋ぎ止め乗船します。
そして船内を探索するのですが、やはり無人のようです。
設置してある無線機を使って救援要請を試みましたが、繋がりません。
男は仕方なくボートに戻りましたが、なんと、繋ぎ止めていたはずのボートがありません!
男はこの、謎の無人船に取り残されてしまいました。
仕方なく船内に戻り無線機を使っても、同じく応答なし...。
おまけに濃い霧で、現在位置も分からない始末...。
船のコントロールも何故か効きません
どうやら、男は遭難してしまったようです。
その後も、開かなかったトイレが突然開くようになり、入ったかと思えばまた開かなくなり閉じ込められてしまうなど不可解な事が起こります。
まるで船が意思を持っているかのようで不気味です。
この船はいったい、何なのでしょうか?!
男はいったい何に巻き込まれてしまったのでしょうか?!
この不気味な謎の船に捕らわれてしまった男は、果たして無事に帰る事ができるのか?!
といった展開となってまいります。
感想
登場人物が主人公以外ほとんどなしでセリフも大変少ないシンプルな映画でした。
また、色々と起こる問題に、男は対処してゆくのですが、海と生きる者としての経験豊富なはずの男の行動が、ことごとく裏目に出て、悪意ある意思が働いているかのような不気味さを感じました。
そして、先はどうなるのか、一体何が原因で何がそうさせ、何に巻き込まれてしまったのか、好奇心を掻き立てられ目が離せなかったです。
(その好奇心に答えられたかどうかは別ですが)
それ故か、時間が経つのがとても早く感じた不思議な映画でした。
大変シンプルな内容でしたが、個人的にはなかなか楽しめました。
(評価が賛否両論かなり分かれる映画だとは思います)
主な登場人物/キャスト
- 男
小舟で漁に海へ出たが、濃い霧の中で謎の船に遭遇し、遭難してしまう / ジョー・アゾパルディ
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