ハッピー・デス・デイ2U【ホラー映画】
愛する者を救うため、再び死の無限ループへ!
作品解説
2019年公開の米ホラー映画です。
”ハッピー・デス・デイ”の続編です。
ホラー映画とされていますが、私個人としては、SFコメディ映画の印象です。
監督は、マイケル・B・ランドンです。
(余談ですが、聞いたことあるなあと思ったら、70年代〜80年位に放送されてた、”大草原の小さな家”というドラマで有名だった、マイケル・ランドンの息子さんだったんですね。帽子が印象に残っています)
この作品を鑑賞なさる前に、前作”ハッピー・デス・デイ”を先に鑑賞なさった方がいいです。
前作と本作は、2つで1作品みたいなものです。
大学寮でカーターと同じ部屋に住んでいるライアン。
前作でも登場した東洋系の青年です。
物語は、9月19日火曜日(=ツリーの誕生日の次の日)、彼が車の中で目を覚ます所から始まります。
なんだか、ボケ〜っとしながら寮へと戻ります。
そして、部屋に入るとなんと、ツリーとカーターがイチャついてます!
邪魔者扱いされてカーターに追い出されるライアン。
しかたなく、とぼとぼ歩き、大学の研究室へ。
なにやら、研究仲間と、大掛かりな実験装置を制作している模様。
しかしこの装置、起動すると大量の電力を消費するようで、そのたびに大学は停電に見舞われてしまいます。
そのため、学長から起動禁止に!
(まあ、しかたありませんね)
その後、失望して、実験室へ戻るライアン。
しかし、そこにはなんと、あの”赤ちゃんお面”を被った謎の男が!!
なんてことでしょう!ライアンは、殺されてしまいました!
しかし、絶命した瞬間、再びライアンは車の中で目を覚まします。
同じ出来事!
同じように寮に戻ります。
そして、同じようにカーターに追い出されかけますが、ライアンは2人に説明します。
「同じことを繰り返している」と!
ツリーとライアンは、真面目にその話に耳を傾けます。
特にツリーは、このライアンにも、自分と同じことが起こっていると確信します。
ツリーとカーターは、ライアンをなんとか救うことにします。
...どうやら、ライアンとその研究仲間達が制作していた変な装置(量子反応炉)が関係していることを突き止めます。
しかしツリーは、この事件がきっかけで再び死のループに飛び込むハメに!
彼女は、友人・ライアンのために再び孤独な地獄の戦いに赴く決心をします!
(前作に登場したロリ、ダニエル、グレゴリー等も再登場し、事件に関わります)
あの性悪なボンクラ娘が、何たる成長を遂げたことでしょう!
しかし、彼女、とても悲しく苦しい選択を迫られることにもなります!
さあ、ツリーは無事にライアンを死の無限ループから救うことはできるのか!?
という展開となります。
感想
ページ冒頭でも述べました通り、ホラー要素はほぼ皆無という印象です。
SFホラー・コメディといった所でしょうか。
こういう、同じ時を繰り返すループ作品は、観ていて楽しいです。
何度も何度も同じ日を繰り返すうちに、”その日”を学ぶことにより、自分以外の人々の反応が面白くなってくると思いました。
また、親子愛のような感動的シーンもあり、泣ける作品でもありました。
そう、この『ハッピー・デス・デイ』シリーズは、ツリーが人として大きく成長してゆく物語でもあるのです。
しかし!
一応はホラー映画ということになっています。
ホラーを求める方にとっては、ジャンルがちょっとズレてて、物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、私自身も根っからのホラー好きではありますが、この作品は楽しめました。
(前作では7分でリタイヤしかけたという経緯はありますが^^;)
しかし情報によると、この”2U”、興行収入がいまひとつだったようで、続編が制作されるか不透明な状態のようです。(2020/5/5 時点)
主な登場人物/キャスト
- ツリー
前作で誕生日に殺され続ける死のループから抜け出した女性。主人公 / ジェシカ・ローテ
- カーター
ツリーの恋人 / イズラエル・ブルサート
- ライアン
カーターと同部屋の大学生。今回、死のループを体験する事となる / フィー・ヴ
- ロリ
ツリーの同部屋のクラスメート / ルビー・モディーン
- グレゴリー
ツリーの大学の教授 / チャールズ・エイトキン
- ダニエル
ツリーのクラスメート。ちょっとトゲのある性格 / レイチェル・マシューズ
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