魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち【ファンタジーホラー映画】
予知悪夢を見る能力のある若い作家が、名探偵と共にウクライナの村で発生する謎の黒騎士による連続殺人事件の解明に挑む!
作品解説・あらすじ
2017年製作のロシア製ファンタジーホラー映画です。
実在したウクライナ人小説家ニコライ・ゴーゴリを主人公としています。
予知悪夢を見る能力のある秘密警察書記官で作家ゴーゴリが、様々な難事件を解決してきた名探偵グローと共に、ウクライナの小さな村で発生する、謎の黒騎士による美女のみが狙われる連続殺人事件の解決に挑むお話です。
この物語は三部作構成で、本作は第一部作目となります。
まず冒頭。
時は1800年代のウクライナ。
森の中、裸の女性をさらった盗賊らしき男達が、謎の黒騎士に遭遇します。
なんとこの黒騎士、体から棘のような物が生えてきました!
黒騎士に襲いかかった盗賊は、返り討ちにあってしまいます。
残された女性を黒騎士はどうしたのか不明のまま、舞台は移ります。
秘密警察の書記官ゴーゴリ。
彼は事件が起こると時々気絶して悪夢を見るようです。
名探偵で知られるグローは、ゴーゴリの見る悪夢は事件解決のヒントとなる事を見抜き、彼と共にある殺人事件を解決します。
ある夜、自分の書いた本を大量に買ってやけ酒をしながら暖炉で本を燃やしているゴーゴリ。
自分の書いた本の内容が気に入らなかったのでしょうか...?
ゴーゴリの幼少からの付き人も苦言を呈しています。
そんな時、グローが彼の元を訪れます。
ウクライナのポルタヴァ州の小さな村に出向き、事件解決に挑むと告げ、去ろうとした時、ゴーゴリも同行したいと申し出ます。
そして、馬車で彼らはその村に向かう事になります。
程なくして村に到着します。
この村では美しい女性ばかりが何人も謎の黒い騎士に殺されているというのです。
いよいよ捜査開始です。
しかし、ここから話が複雑になってまいります。
ゴーゴリがよく悪夢を見るようになります。
それは事件のヒントにもなりえますが、危機的状況にもなりえます。
悪夢に出てくる謎の女性や、村の近くの屋敷に夫と暮らしている美しい女性リザ。
そしてなんと捜査の途中、黒騎士が現れ、グローが殺されてしまいます!
しかし、ゴーゴリは村に残り、この難解な事件を解決する決意をします。
さあ、グロー亡き今、ゴーゴリはこの恐ろしい事件を解決する事はできるのか?!
といった展開となってまいります。
感想
この黒騎士の連続殺人事件が三部作で製作されていますので、当然本作では事件解決はいたしません。
それ所か、グローが亡くなり事件解決も絶望的に困難な状況になる始末です。
なので次作が楽しみです。
その三部作という事もあってか、一人一人の人物がしっかり深く描かれていて、謎が謎を呼ぶ展開となり面白かったです。
そして、主人公のゴーゴリ、彼は気絶する以外にも妙によく寝ます。
上司たるグローの前でも堂々と寝る大胆なキャラ設定で、これが笑えました。
まあ、天才って欠点だらけな印象もありますものね。
また、第一部である本作も、前/後編構成で後編から盛り上がってまいります!
主な登場人物/キャスト
- ゴーゴリ
秘密警察の書記官で駆け出しの作家。 予知悪夢を見る特殊能力があり、探偵グローに買われ、今回の黒騎士連続殺人事件解決に挑む / アレクサンドル・ベトロフ
- グロー
様々な困難な事件を解決してきたと言われる名探偵。 いち早くゴーゴリの能力に気づき、彼と共に超難解で危険な黒騎士による連続殺人事件解決に挑む / オレグ・メンシコフ
- リザ
村の近くの屋敷に夫と共に暮らす富豪らしき若い女性。 事件の捜査中、ゴーゴリと出会い親しくなる。 彼の悪夢にも現れ、事件との繋がりが疑われるが... / タイシヤ・ビルコバ
- ヤキム
ゴーゴリの幼少からの執事または付き人。 劇中での説明はないが、ゴーゴリの両親に仕えていた人物と思われる。 ゴーゴリには憎まれ口だろうが何だろうが容赦なく何でも言うが、ゴーゴリの行く所には必ず付き添う / エフゲニー・シティ
- オクサナ
村到着後、ゴーゴリの悪夢にしばしば登場する謎の女性。 敵か味方かはっきりしない。 ゴーゴリに気がある素振りも見せる時もあるが... / ユリヤ・フランツ
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