ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅【SFファンタジー映画】
アメリカにやってきた魔法生物学者ニュートが、とんだミスで逃げ出した魔法生物達の回収の際、闇の魔法生命体を巡る陰謀に巻き込まれてしまう!
作品解説・あらすじ
2016年公開の米SFファンタジー映画です。
『ハリー・ポッター』シリーズと同じ世界観の映画であり、同一作目の70年前のお話です。
アメリカに魔法生物の調査のためにやって来た魔法生物学者ニュート・スキャマンダーが、とんだミスでスーツケースから逃げ出してしまった魔法生物達の回収の際、ある人物に宿る闇の魔法寄生体を巡る陰謀に巻き込まれてしまうお話です。
まず冒頭。
魔法生物学者ニュートがアメリカにやって来る所から始まります。
彼は、昔から魔法生物が大好きな反面、人と接したり仲良くするのは苦手なようです。
その彼が、一体何をしにアメリカに来たのか分かりづらいのですが、魔法生物に関する調査のために来たようです。
街へ出ると、ノー・マジ(魔法を使えない普通の人)が魔法使いを非難するような演説をしています。
アメリカでは、魔法使いの人々が、ノー・マジ達に魔法の存在を悟られないようにしながら共存しています。
そして、ニュートも中級以上の実力を持つ魔法使いです。
その彼は、スーツケースを足元に置いてノー・マジの女性の演説を少し聞いています。
その際、人混みの中、ニュートとそっくりなスーツケースを持つ男性ジェイコブとすれ違いざまにぶつかり、なんと、互いのスーツケースが入れ替わってしまいます。
お互い、なんて間抜けでしょう!
この時、ニュートとスーツケースの中から何匹かの魔法生物が逃げ出してしまいます。
彼のスーツケースの中は、ニュートの魔法生物保護施設へと続いているのです。
スーツケースが入れ替わった事に気づき、ジェイコブを追い、逃げ出した魔法生物回収を始めるニュートですが、それらの経緯を目撃していた人物がいました。
その人物の名はティナです。
彼女は闇の魔法使いを追う専門家である魔法使いですが、降格させられていました。
彼女はニュートを怪しい魔法使いと判断し、彼を逮捕してしまいます。
ティナはニュートを魔法省へと連行します。
彼女は手柄を立てる事で、かつての地位を取り戻したい思惑があるようです。
しかし、魔法省の上司達は塩対応...。
それもそのはず、ニュートの持っていたスーツケースは、ジェイコブの手作りパンがギッシリ入っただけのスーツケースなのですから...。
ニュートは無罪放免!
釈放されます。
一方で、ジェイコブの家に置いてあるスーツケースからは更に数種類の魔法生物が脱走!
しかしニュートはジェイコブと再開しスーツケースは回収しました。
でもティナは、ニュートとジェイコブを見張るため、彼女の家に連れてゆきます。
そこには、ティナの美しい妹クイニーがいました。
彼らは料理を振る舞われます。
(ここで『ファンタビ』シリーズメインキャラ4人が揃います!)
その夜、ニュートはジェイコブを連れ出し、スーツケース内の魔法生物保護施設に案内します。
そして、ジェイコブと協力して、残りの逃げ出した生物たちの回収に乗り出します。
しかしその頃、ニュート達のいるこの町中では、危険な存在と陰謀が!
心に深い傷を負ってしまった子供に宿るという恐ろしい闇の魔法寄生体オブスキュラスと、邪悪な魔法使いグリンデルバルドが関わっているらしいとの事!
ニュート達4人は、この危険な事案に巻き込まれてゆきます!
五部作からなる、ニュート達とヴォルデモートに次ぐ強力・邪悪な魔法使いゲラート・グリンデルバルドを巡る壮大な冒険譚の始まりです。
さあ、ニュート達は無事に魔法生物達を回収し、陰謀を阻止できるのか?!
といった展開となってまいります。
感想
まず、とにかく魔法生物達が個性的で可愛らしかったです。
その中でも、モグラ×カモノハシみたいな金目の物が大好きなニフラーなどは超キュート!
サンダーバードのフランクは大変美しく雄大で見惚れてしまいました。
この辺りは、さすが180億円以上の制作費の映画、お見事でした。
そして、主人公ニュートは、人付き合いが苦手で、人より生物が好きな人物である事が見事に演技で表現されていると思いました。
この、ニュート役のエディ・レッドメイン、来日時のスピーチを見ていると、ニュートとはまるで別人!
この猫かぶり!と思いましたが、そう私などに言わせる程、彼の演技は素晴らしいという事なのでしょうね!
あと、ニュート一行の一人・ノー・マジ(魔法を使えない人間)のジェイコブも魅力的でした。
4人の中で一番人間味があって良い人じゃないかな〜!
私の中では高感度No.1です。
ただ、お話としては、ニュートはアメリカに来る必要があったのか、よく分からない部分ではありました。
魔法生物の調査らしいんですけどね。
そして終盤、私は事前情報ほぼなしで観たので”彼”の登場には驚きました!
(これで次作、更に楽しみとなりました)
今(2022/4/9)、丁度3作目『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の公開始まりましたが、観た方々の評価は高いようです!
主な登場人物/キャスト
- ニュート
魔法生物学者。 魔法使いとしてもかなりの実力の持ち主だが、かなり抜けている所がある印象。 今回、魔法生物調査のため渡米 / エディ・レッドメイン
- ティナ
魔法省職員。 今回、ニュート逮捕により闇払い復帰を企んでいる模様 / キャサリン・ウォーターストーン
- ジェイコブ
ノー・マジ(魔法を使えない人間)の男性で、缶詰工場労働者からパン屋になろうとしているが、ニュートと出会う事により、事件に巻き込まれる / ダン・フォグラー
- クリーデンス
闇の魔法寄生体オブスキュラスを身体に宿している内向的な男性。 その力により、グリンデルバルドに目をつけられる / エズラ・ミラー
- グレイブス
魔法局長官で闇払いでティナの上司にあたる人物。 しかし、クリーデンスに接近するなど、あやしい面もある / コリン・ファレル
- クイニー
ティナの妹。 人の心を読む事ができるキュートな女性。 ジェイコブと仲が良い模様 / アリソン・スドル
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