デイ・アフターZ【ロシア製ゾンビホラードラマ】
金切り声で人を襲う恐怖の美女ゾンビ達!
作品解説
若い美女ゾンビ達が人々を襲う、ロシア製ホラードラマです。
シーズン1〜3まで制作されてます。
(2013年〜2016年)
ある企業(エクスタシー社)が、ゾンビウイルスみたいな物を作って、それが、ある事故でモスクワに感染が蔓延してしまうといったお話です。
ただ、このゾンビウイルス(正しくは、クレイトーウイルスという)、男性が感染すると、死亡率100%!
一方、若く美しい女性が感染すると、なんと、ゾンビになってしまいます!
(上記に該当しない女性感染者の描写は見当たりませんでした)
それも、ただのゾンビではありません。
金切り声を発して、人の聴覚にダメージを与えることができます。
そして、目ん玉が真っ黒となり、強力な爪を有しています。
さらに、強力な再生能力(体を銃などで撃っても、しばらくすると治る位)があります。
(頭が弱点)
そして、人を発見すると襲いかかって吸血します。
それも、その人の襲い方が、何だかかわいいのです!
肩を震わせる独特のスタイルで歩き、ニコ〜っとしながらゆっくりと襲うのです!
(それでも自我はなく、話すことはありません)
しかし、ゾンビとは申しましても、彼女たち、生きています!
死んではいないのです。
腐ってはいないのです。
いわば、フレッシュタイプのゾンビなのです。
アクションシーンと残酷な描写は少ない
このドラマは、ジャンルとしては、ミステリー・ホラーというべきでしょうか。
アクションホラーという感じではないです。
派手なドンパチなどのアクションシーンは抑え気味です。
また、ゾンビ系作品に多い、グロい描写(五体が吹っ飛んだり、ぐちゃぐちゃゾンビ、内蔵飛び出し等)もありません。
ですので、グロい系ホラーの苦手な方でも楽しめる内容のドラマだと思います。
恋愛ドラマでもある
とにかく、登場人物がよく恋愛します、しまくります。
(それは、相手を利用するための事などの駆け引きであることも当然、多いです)
恋人を何度も変えるキャラもいます。
それにより、困難な状況に陥ってしまう場合もあります。
そういった恋愛模様もこの作品の見所でもあり、なにより重要なテーマでもあります。
人間的な成長を見せるキャラもいる
主要キャラは、冒頭、地下に閉じ込められた若者達が中心です。
はっきり言って、この若者たち、ほぼ全員、問題児です。
ワガママで身勝手でボンクラの集まりと言えるでしょう。
しかし!
彼らは、様々な問題/苦難を乗り越え、成長してまいります。
そういった部分も、このドラマのおもしろい所でしょう。
そう、人間ドラマでもあるのですよ。
ですが、中には、成長も叶わず、あの世行きのキャラも当然います。
エクスタシー社との争いと、ゾンビから逃げることが物語の基本!
感染すると、美しく若い女性はゾンビになってしまう”クレイトー・ウイルス”を開発した悪徳企業・エクスタシー社との争いが基本的な物語進行の軸となります。
(例えるなら、”バイオハザード”における”アンブレラ社”みたいな感じ)
対するは、物語冒頭、地下に閉じ込められた11人の若者が最初の主要キャラとなります。
そこから、地下から脱出したり、その他の部外者とも交流して、ゾンビや敵対者をかいくぐり、物語は進行してまいります。
いかんせん、この11人の若者たち、前述したように、身勝手極まりなく、言うことなす事バラバラ。
まとまりがありません。
それもあり、不測の事態に陥ってしまいます。
しかし、恋愛だけはお盛んな始末。
それも、2転3転し、楽しませてくれます。
このデイ・アフターZというドラマは、”エクスタシー社との戦い”、”ゾンビから逃れ、平穏な暮らしを取り戻す”、”恋愛模様”、この3点の主旨で構成されていると思います。
美人女優が多い!
出演しているロシア人女優、美人ぞろいですね〜^^
(ゾンビも美女だらけ)
私が思う、デイ・アフターZ出演美女TOP5!
(※性格は一切基準に含まれておりません)
以下に紹介している他にも、美人キャラが登場しています。
見事なブロンド美女ですね〜。
大きな切れ目が魅力的ですね。
少し東洋人の血が入っているのでしょうか?
それにしても、美しい眼に黒髪...。
よく泣き、よく取り乱す気弱な女性。
しかし、大変な美貌の持ち主。
特にすごくスタイルが良く、長い美脚が印象的です。
ショートヘアの、整った顔立ちの小柄美人ですね。
長身(恐らく180cm以上)のブロンド美女です。
作中では、悪女を演じている感じなんですが、どことな〜く憎めない、かわいい感じがした印象です。
その他の美人キャラ達。
そして私が思う、一番好きな女性キャラは....。
ヤーナです!
メガネが似合ってカワイイ^^
(でも最後の最後、色々あります)
主人公は誰!?
シーズン1は、恐らく誰から見ても明らか!イリーナでしょう。
しかし!
シーズン2からは、主人公特定困難または不在!
強いて言うなら、ヴァレーラかナージャかなあ..。
この両名のどちらかだと思いました。
(重要度はナージャですけどね)
シーズン3で完結?!
はっきり申しまして、まだまだ話が続きそうな形で最終話を終了した印象です。
ですが、新シーズンのお話は今現在(2020/4/19頃)、聞きませんね。
いつか制作されることを期待したいです。
あらすじ
舞台は現代のモスクワ ー 。
物語は謎の地下室から始まります。
互いに面識のない若者たち11人が閉じ込められています。
しかし、この11人、ほぼ同時に目覚めますが、閉じ込められた時の記憶が全くありません。
当然、彼らは混乱します。
それも、いたしかたないのか、いい争うわ、喚くわでラチがあきません。
しかし、空気も通っているし、食料・水もあります。
彼らは、バタバタしながらも、ここでしばらく過ごすことになります。
一方、外では大変なことになっています。
謎のウイルスが蔓延!
死者が大多数出ている大惨事に!
そのような状況で、地下室の11人は、なんとか脱出する方法を考えます。
しかし、そのうちの一人が病気を発症!命を落としてしまいます!
そして、色々と地下でやり取りをしながら日数を重ねる内に、地下に侵入者が!
武装しています。何者でしょうか!?
ですが既に、ウイルスに侵されている様子です。
しかし、お陰で地下の入り口が開いたので、脱出できることになりました。
そう!外に出られるのです!
外へでてみると、どうやらここは、モスクワ郊外の森のようです。
街の様子は...人の気配なし!
一体なにが....。
一行は、ショッピングモールに行ってみます。
地下室幽閉メンバーの一人・ヴァレーラがまず最初に目撃したものは....。
人の血を吸ってる、真っ黒な目をした美女ゾンビ!
ヴァレーラに気づき、襲いかかってきます!
さらに、あちこちから、何人も、何十人も!!
ヴァレーラ一行は、逃亡!モールを出て、すぐさま車で脱出!
再び地下室に戻るハメに...。
しかし、一体全体、なにが起こっている!?どうなっているんだ!?
彼ら10人の若者は、無事にゾンビタウンと化したモスクワの街から脱出することはできるのか!?
といった展開となります。
主な登場人物紹介
特に出番が多い主要キャラを以下に簡単に紹介します。
イリーナ(演:ガリーナ・ズヴャギンツェヴァ)
冒頭、地下に閉じ込められた一人。
医大生で、シーズン1では主役的存在。
性格はまじめでやや固い。
ミーチャに対しては、まんざらでもない様子。
ヴァレーラ(演:セルゲイ・ゴージン)
冒頭、地下に閉じ込められた一人。
乱暴で、すぐキレる男。
しかし、物語が進むにつれ、人間的な成長を見せる。
サーシャ同様、シーズン2以降、大きな活躍を見せる主役級キャラ。
ミーチャ(演:ドミトリー・エンダリツェフ)
ドラッグ好きのチャラいイケメン。
行動もよく分からないボンクラ。
冒頭から、一緒に地下に閉じ込められたイリーナを口説こうとする。
しかし、物語が進むにつれ、人間的に成長してゆく...。
サーシャ(演:イワン・マカレヴィッチ)
地下に閉じ込められた一人。
コンピュータに詳しいハッカー。
地下に閉じ込められた11人の中では、数少ない良識人。
全シーズン通して(特にシーズン2以降)、非常に活躍する主役級キャラ。
ナージャ(エヴゲーニャ・ローザノヴァ)
地下に閉じ込められた女性。
奔放で合理主義的な性格。
しかし、物語が進むにつれ、人間的に変わってゆく。
本ドラマでは、大変重要なキャラクターとなり、主役級。
ニーカ(演:タチアナ・カユチチ)
モスクワから脱出しようとしていた女性。
そんな折、サーシャと出会う。
恋多き女性。
カーチャ(演:マリア・ベロネンコ)
ゾンビで混乱しているモスクワに取材に入ったジャーナリスト。
シーズン2以降、出番が多い。
アンドレイ(演:アントン・バトゥーイレフ)
感染地区に調査に入った軍関係者。
地下脱出組とも行動する。
ミーチャ同様、なかなかのイケメン。
インガ(演:イリーナ・バリノバ)
エクスタシー社の部長。
部下を容赦なく犠牲にする冷酷な女。
色じかけを多用するが、裏目にばかり出るマヌケさも持つ。
ロボダ
ラドムスキー教授の助手。
クレイトーウイルスのワクチン作りに没頭する。
ノッポのヤサ男だが、なかなかのしぶとさを持つ。
ラドムスキー教授
女性をゾンビに変えてしまうクレイトーウイルスを開発した。
エクスタシー社に無理やり開発させられた側面もある。
感想
”ロシア版ウォーキング・デッド”と称される場合もあるだけあって、仲間達が地下室から脱出し、離れ離れになって、また再び別の拠点で合流するなど、ゾンビサバイバル劇が楽しめました。
また、恋愛劇も見ものでした。
(おいおい、そりゃあないだろ〜ってパターンも多い感じがしましたけどね^^;)
そして、斬新なゾンビ設定ですね。
若く美しい女性のみがゾンビ化し、かな切り声と強力な爪が武器という設定。
これはまさに、現代社会におけるバンシー!
この設定はおもしろいと思いました!
しかし、実はそれだけではありません。
この女性ゾンビには、さらに秘密の設定があります。
それは、このドラマの一つの大きなテーマである”恋愛”が大きく関係しています。
ゾンビホラードラマである本作が何故、恋愛模様が多く描かれているのか納得しました。
それと、よ〜くセリフを聞いてないと聞き逃してしまうかも知れませんが、日本語でしゃべるシーンがあります^^。
(多分、聞き違いではないと思います!)
私が発見したのは、ニーカが”しまった”という場面と、女性(名前忘れました;)が、ロボダに”どうぞ”という場面。
間違いなく、字幕と声が一緒です!
他にもあるかも知れませんね。
...と、まあ、色々と楽しい作品ではありますが、私個人としては、物足りなかったです。
何故なら、グロさがあまりない!
もう一つ、激しいアクションが少ない!
ウォーキング・デッドとの大きな違いはこの2点ですね。
私のような、グロさとアクションを求める人には、少し物足りなさを感じる作品かな、と思いました。
反面、グロい作品は苦手な方、または恋愛話を好まれる方には、非常におすすめできる作品でもあります。
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