テリファイド【ホラー映画】
ブエノスアイレスのある住宅街で発生する魔物による怪奇現象を、刑事率いる研究チームが解明に挑む!
作品解説・あらすじ
2017年公開のアルゼンチン製ホラー映画です。
タイトルでもあるこの『テリファイド』(Terrified)とは、”怯えた”や”恐れた”という意味だそうです。
(余談ですが、『テリファー』(Terrifier)は、”恐れさせる者”という意味になる訳です!)
アルゼンチンのブエノスアイレスのある住宅街で発生している怪奇現象を、刑事・検死官・学者を含めたチームが謎の解明に挑むといった内容です。
まず冒頭、ブエノスアイレスの町のある家の中。
クララは、蛇口から出る水の音に耳を傾けています。
何か、不思議がっている表情をしています。
そんな時、夫のホアンが帰ってきます。
クララは、ホアンに”蛇口から音がする”と伝えます。
ホアンは、隣に住んでいるウォルターの家だと思い、ブーブー怒りながら、彼の家の前に行きます。
しかし、インターホンを鳴らしても、ウォルターは出てきません。
仕方なく帰り、妻クララと共に眠りにつくホアン。
その夜、目が覚めるホアン。
隣で寝ているはずのクララがいません。
バスルームに行くと、なんと!!
クララが、謎の力で宙に浮かされ、壁に何度も叩きつけられています。
クララは血だらけで既に絶命しているようです!
絶望し、泣き叫ぶホアンでした...。
彼は連行され、警察署で尋問されます。
彼は警察官に、隣に住むウォルターがリフォームしている事を告げます。
そして、時と舞台は移り、数日前のウォルターと家。
彼も、家の中で起こる怪奇現象に怯えていました。
電話で専門筋に相談しても、信じてもらえず、相手にされません。
怯えてベッドに潜り込むウォルター。
しかし、物音と何かの影が!!
翌日、誰も信じてもらえず、ウォルターは証拠を撮る事を考えました。
夜、就寝時、彼はカメラを設置しました。
撮影は成功!
ウォルターは、カメラを再生してみると、そこには、ベッドの下から這い出てくる異形の者の姿が!
その時、ウォルターの悲鳴が響き渡ります。
時同じく、ウォルターの家の前にいた少年は、その悲鳴を聞き、怯えています。
そして、何とその時、少年はバスにはねられ命を落とします。
そして翌日、少年の母親アリシアの家で調査中の刑事・フネスと検死官ハノが見ているものは、何と、椅子に座っている少年の遺体!
彼は死んだあと、歩いて帰ってきたらしいというのです!!
そこへ、アルブレック博士がやってきます。
彼女はどうも、今回の一連の怪事件について、何か知っているようです。
この事件の解明にあたり、3人(フネス、ハノ、アルブレック)で強力する事になります。
さらに、アルブレック博士の協力者・ローゼントック博士も加え、4人の研究チームを結成!!
今回の怪事件のあった、近所同士の3つの家を、謎の解明にあたり、3手に分かれて調査する事に!
アルブレック博士はホアン宅へ。
ハノはアリシア宅へ。
フネスとローゼントック博士はウォルター宅へ。
それぞれ、必要機材を持って調査開始!
しかしこの後、彼ら4人は、想像を絶する凄惨で恐ろしい体験をする事になります!!
さあ、フネス達4人は、怪奇現象を引き起こしている”者達”の正体を暴き、無事に生きて帰る事ができるのか!?
といった展開となります。
感想
何か、怨念を残してこの世を去った霊が悪さをしているのかと思いきや、全く違う存在の仕業だったのは、大変面白く興味をそそられるお話でした。
その魔物達も、得体が知れず、不気味な印象です。
欲を言えば、魔物達をもっと多く、はっきり出して欲しかったです。
後に、ギレルモ・デル・トロ監督プロデュースで、リメイク版制作が決まったという事ですので、そちらの方も大変楽しみです。
主な登場人物/キャスト
- フネス
本作の主人公で刑事。体調不良(心臓/血管/耳など)のため、休職予定 / マクシミリアーノ・ギオーネ
- ハノ
検死官。フネスと15年組んでやってきた / ノルベルト・ゴンサロ
- ホアン
怪奇現象が起きている家の主 / アグスティン・リッタノ
- クララ
ホアンの妻。謎の力でバスルームに何度も叩きつけられて死亡 / ナタリア・セニョーラレス
- ウォルター
ブルメッティ(ホアン&クララ)夫妻宅の隣に住んでいる男。彼の家にも怪奇現象が.. / デミアン・サロモン
- アルブレック博士
怪奇現象について研究し、何か知っていると思われる / エルバイラ・オネット
- ローゼントック
怪奇現象について何か知っている人物。アルブレック博士の友人 / ジョージ・ルイス
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