マリグナント【ホラー映画】
謎の過去を持つ女性が、得体の知れぬ恐ろしい何かに翻弄される運命に抗う様を描く。
一体、彼女に何が?!
作品解説・あらすじ
2021年公開の米ホラー映画です。
監督は、『死霊館』や『インシディアス』シリーズのジェームズ・ワンが努めています。
主演は、同監督が製作の『アナベル 死霊館の人形』でも主役を努めた、タイトルと同じ名前というアナベル・ウォーリスが努めています。
謎の過去を持つ女性が、得体の知れぬ恐ろしい”何か”に、殺人を目の前で目撃する夢や現実で翻弄される運命に抗う様を描いたお話です。
まず冒頭。
30年程前のある病院内...。
何か、とんでもなく特殊な患者がいるようです!
病室内外で次々と看護師/医師/警備員達が何者かに殺傷されてゆきます!
ウィーバー医師が病室の中に入ってみると、案の定、死体だらけです。
その奥のシートの向こう側に、犯人と思われる謎の患者らしき者がいます。
何か不気味に笑っているようです。
そこでウィーバー医師は、意味深な謎の言葉を口にします。
「腫瘍は取り除かないと...!」
そして、時は現在に移り、ある夫婦の家。
そこでは、妊婦のマディソンが夫デレクと暮らしています。
しかし、この夫婦、あまりうまくいっていないようです。
妻マディソンが仕事に行くか休むかで揉めています。
そして、この夫デレク、マディソンの妊娠にも否定的です。
終いには、マディソンを壁に突き飛ばしてしまいます!
妊婦になんという事を!
このデレクという男、DV男のようです。
なんとマディソン、壁に後頭部をぶつけて出血してしまいました。
デレクが水と氷を用意している間にマディソンはドアを閉め鍵を掛けてしまいました。
ドアの向こうから謝るデレクですが、マディソンは聞き入れません。
そして、夜が更け、二人共寝静まった頃...。
マディソンは目を覚まします。
まだ夜中です。
部屋を出てデレクを探しますが、なんと、首を折られて悲惨な姿に!
何かがいるようですが、マディソンは何かに吹き飛ばされて気を失ってしまいます。
その後、警察により殺人事件として捜査されますが、夫を亡くし流産してしまい、マディソンは心が病んでしまいます。
それからというもの、マディソンは、何者かが殺人を行うという恐ろしい夢を見るようになります。
しかし、もっと恐ろしい事に、その夢で見た殺人が現実に起きてしまうのです!
一体、マディソンに何が起こり、彼女は何者なのでしょうか?!
そして、謎の殺人鬼は何なのか?!
果たして、マディソンはこのとてつもなく恐ろしい現実から逃れられるのか?!
といった展開となります。
感想
まず超常なる恐ろしい出来事を表現した美しく不気味な曲と、脅かすような大袈裟な効果音が素晴らしかったです。
お話も良く出来ていてとても不気味で、ゾッときました。
その中でも、異形なる者が何かというのが大変気色悪かったです。
(しかしこれ、饒舌なせいか、あまり怖く感じませんでした)
それに関係し、異形なる者の不気味で残酷な格闘アクションも見応えありでした。
ホラー&スプラッタアクションと楽しめる、素晴らしいホラー映画でした。
主な登場人物/キャスト
- マディソン
本作主人公。 乱暴な夫と住んでいる妊婦。 得体の知れぬ恐ろしい”何か”に巻き込まれている / アナベル・ウォーリス
- デレク
マディソンの夫で乱暴なDV男。 序盤で得体の知れない何かに殺されてしまう / ジェイク・アベル
- ショウ刑事
マディソンの周りで起こる殺人事件を調査するが、自身も危険な目に...! / ジョージ・ヤング
- ウィーバー医師
幼少期のマディソンに何か治療を施したと思われる、重要な何かを知る女性医師 / ジャクリーン・マッケンジー
- シドニー
マディソンの妹。 姉マディソンを助けるべく奮闘する / マディー・ハッソン
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