IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。【ホラー映画】
人の恐怖心を恐ろしい力に変えるピエロの姿をした悪魔ペニー・ワイズと、再び戦うルーザース!
作品解説・あらすじ
2019年公開の、米ホラー映画です。
2017年公開の、『IT/イット ”それ”が見えたら、終わり。』の続編です。
27年に一度、デリーという町に現れる、ピエロの姿をした悪魔ペニー・ワイズと、7人の少年少女(”ルーザース”)との戦いを描いた物語で、前作から27年が経過し、大人になった彼らが、再び現れたペニー・ワイズと戦う事となります。
まず冒頭、デリーの町に残ったルーザースの一人・マイクは、再びペニー・ワイズが現れた事を突き止めます。
そして、かつての仲間たち(ビル、エディ、リッチー、ベン、スタンリー、ベバリー)に連絡する事に。
前作で、ペニー・ワイズが再び現れたら集まろうと約束した仲です。
しかし、デリーの町を離れていた6人は、ペニー・ワイズの記憶が薄いようです。
実はペニー・ワイズは、大人には見えません。
更にデリーの町を離れた事も影響し、完全に記憶から消えないまでも、曖昧になってしまうようです。
ところが、デリーに7人全員集まる前に、ルーザースの一人・スタンリーが命を落としてしまいます。
どうやら、いち早く、ペニー・ワイズの手にかかってしまったようです!
そして、ルーザース達がデリーに集合したと同時に、除々にペニー・ワイズの記憶が蘇っていきます。
更に、ペニー・ワイズによる、相手の恐怖心につけこんだ恐ろしい攻撃が始まります。
そう、ペニー・ワイズは、恐怖に満ちた人間が大好物です。
そして、人の恐怖心が彼を強力にしてゆきます。
さあ、彼らルーザースは、恐怖に打ち勝ち、ペニー・ワイズを撃退する事ができるのか?!
といった展開となってまいります。
感想
高い特撮技術で再現された化け物達は、恐ろしくて迫力があり、見応えありで楽しめました。
そして、ペニー・ワイズによる、相手の恐怖心につけこんだ攻撃も見事に再現されていた印象です。
それは、ルーザース一人一人の物語がしっかり描かれていて、攻撃の意味が分かりやすかったというのも一つあると思います。
だから、上映時間169分と長くなったのでしょうね。
こんな怪物の物語を生み出したスティーヴン・キングという方は、大変素晴らしいと思わずにはいられませんでした。
SFホラー映画として、文句なしに大変楽しめました。
主な登場人物/キャスト
- ビル
ルーザースの一人で主人公。 脚本家で、話す時、時々どもる / ジェームズ・マカヴォイ (少年期: ジェイデン・マーテル)
- マイク
ルーザースのメンバーで、唯一デリーの町に残ったせいか、ペニー・ワイズの事をしっかり覚えていたので、皆を集めた / イザイア・ムスタファ (少年期: チョーズン・ジェイコブズ)
- エディ
ルーザースのメンバーで、黒髪の優男風 / ジェームズ・ランソン (少年期: ジャック・ディラン・グレイザー)
- リッチー
ルーザースの一人で、メガネをかけたコメディアン。 やや気弱な印象 / ビル・ヘイダー (少年期: フィン・ウォルフハード)
- ベン
ルーザースのメンバーで、ちょっと偉そうな感じのセレブだが、ルーザースの仲間たちの前では、子供の頃と変わらずの態度という印象。 少年の頃はぽっちゃりしていたが、大人になった現在は、なかなか鍛えられた体をしている / ジェイ・ライアン (少年期: ジェレミー・レイ・テイラー)
- スタンリー
ルーザースの一人で、パズル好き?の既婚者。 劇中序盤に命を落としてしまう / アンディー・ビーン (少年期: ワイアット・オレフ)
- ベバリー
ルーザースの一人で、DVを行う夫から逃げてきた / ジェシカ・チャスティン (少女期: ソフィア・リリス)
- オードラ
ビルの妻で女優
- トム
ベバリーの夫でDV男
- ペニー・ワイズ
ピエロの姿をした悪魔 / ビル・スカルスガルド
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