ブルー・マインド【ファンタジードラマ映画】
両親と共に転居してきた15歳の少女ミアが初潮と同時に体が変異してゆく...!
作品解説・あらすじ
2018年公開のスイス製ファンタジードラマ映画です。
両親と共に転居したばかりの15歳の少女ミアの物語です。
学校など、生活環境が変わり、初潮を迎え、子供から大人の体になる時期でもあります。
ですので、精神的にも不安定です。
しかし同時に、ミアの体に異変が!
足の指がくっついたり、家の水槽の魚を食べてしまったり...。
さらに精神的に追い込まれ、両親にも咎められ、八方塞がりのミア...。
そんな時、新しい学校で出会ったジアンナのグループに入ります。
万引き・喫煙・飲酒・ドラッグに走り、両親との不仲や自身の体の変異の不安と恐怖心を性行為等で紛らわそうとするミアでした。
そのような日常が続き、両親との溝も深まり、体の変異も除々に進行してまいります。
果たして、ミアはどうなてしまうのか?!
といった展開となります。
感想
体の変異が徐々に進行するにつれ、うまくいかなくなってゆく日常が進んでゆく様は、なにこかう、現実的な怖さを感じました。
そして、その上で、一番問題に感じたのはミアの両親です。
なんとも、理解と寛容と愛情に欠けた両親でしょう!
この駄目なボンクラ両親が、ミアをさらに追い込んだのは明白です!
こいつら、本当に親か!?と疑ってしまいました。
しかし、本当の両親かどうかは、劇中でもよく分かりませんでした。
また、不良少女のイメージが強かった悪友ジアンナも、家庭内でも色々問題を抱えていて、親友となりうるミアを思いやるなど、本来、心の優しい普通の子である事も印象的でした。
(基本、この映画の主要人物は、ミアとジアンナだけです)
そして、全体的に詩のような、キレイなスローテンポで物語が進んでゆく、そんな感じの映画でした。
(※それとほんの一部、人によりましては、不快に感じると思われる性描写がありました)
主な登場人物/キャスト
- ミア
本作の主人公。両親と共に転居してきた、まもなく16歳になる少女。初潮と同時に、体が変異し始める / ルナ・ウェドラー
- ジアンナ
ミアが新しい学校で仲良くなった少女。派手で素行は良くないが、ミアと仲良しになる / ゾエ・パステル・ホルトゥイゼン
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